部屋探しをする際、重視する条件の一つに「バス・トイレ別」が挙げられます。
実際、弊社を訪れるお客様にも、女性を中心に「最低限、バスとトイレは別が良い」と言われる方は多いです。
では、この「バス・トレイ別」とは、どのような意味でしょうか?
バス・トイレ別が良い理由とは、何でしょうか?
この記事では、賃貸物件の「バス・トイレ別」にまつわる疑問を解消していきます。
目次
バス・トイレ別とは
バス・トイレ別とは、「バスルーム(浴室)」と「トイレ」が別室の間取りをいいます。
逆に、バスルームとトイレが一緒の間取りを「3点ユニットバス」といいます。よくビジネスホテルやワンルームマンションで見かけるタイプですね。
バス・トイレ別 | 3点ユニットバス |
---|---|
バスルームとトイレが別室 | バスルームとトイレが一緒 |
よく勘違いされる方が多いですが、「ユニットバス」=「バスルームとトイレが一緒」とは限りません。
ユニットバスとは、あらかじめ工場で「壁・天井・床・浴槽」など加工しておき、現地で組み立てる方式のバスルームをいいます。
そのため、ユニットバスであっても、「バスルーム」と「トイレ」が別室になっているケースもあります。
バス・トイレ別のメリットとデメリット
「バス・トイレ別」のメリットとデメリットは何でしょうか?見ていきましょう。
メリット
「バス・トイレ別」のメリットは、次の5つです。
1、お風呂に洗い場がある
バス・トイレ別の一番大きなメリットは、お風呂に洗い場があるため、体を洗ってから、ゆっくり湯船につかれることです。
湯船につかれば、体の芯まで温まり、疲れもとれやすくなります。
逆に、3点ユニットバスの場合は、浴槽にお湯を張ってしまうと、体を洗うスペースがないため(浴槽外はトイレ)、基本的には、シャワーを浴びるのみになります。
(一応、体を洗ってから、お湯を貯めて、湯船につかることもできますが、その間に体が冷えてしまいます。)
2、トイレの床が濡れない
バス・トイレ別なら、シャワーを浴びても、トイレの床は濡れません。
逆に、3点ユニットバスの場合、シャワーを浴びているときに、トイレ側に水が飛んでしまい、床がビショビショに濡れてしまいます。
シャワーカーテンを使えば、ある程度防げますが、今後は、シャワーカーテンにカビが生えてしまう問題が発生します。
トイレットペーパーが湿気てしまうのも気になるところです。
また、シャワー直後は、「ムワっ」とした熱気・湿気が浴室内にこもり、「トイレに行きたいけど、ちょっと嫌だな」という気持ちになります。
3、臭いなどが気にならない
バス・トイレ別なら、トイレの”嫌な臭い”がバスルームに入ってきません。
「バスルームとトイレが一緒は、ちょっと不衛生そう・・・」と気にする必要もありません。
4、お風呂終わりを待たなくていい
特に”2人以上で暮らしてるとき”の問題になりますが、3点ユニットバスの場合、恋人や友人がお風呂を使っている間、トイレに行けません。
意外とストレスになりやすいポイントなので、2人暮らしをするときは、気をつけた方が良いでしょう。
5、シャンプー等の置き場所に困らない
3点ユニットバスの場合、シャンプーやリンスー、洗顔フォーム、石けんなど、お風呂で使うアイテムの置き場所に困ります。
市販の”シャワーラック”や”コーナーラック”を活用すれば、ある程度、この問題を解消できますが、それでも、「バス・トイレ別」と比べると、物を置けるスペースは少ないです。
デメリット
「バス・トイレ別」のデメリットは、次の2つです。
1、家賃が少し高くなる
同じような条件の賃貸物件と比べたとき、「バス・トイレ別」の方が家賃は高くなります。
これは、バス・トイレ別の方がコストがかかるのと、人気が高いためです。
2、部屋が狭くなる
同じ専有面積で比較したとき、バス・トイレ別の方が、部屋(リビングや洋室)が狭くなってしまいます。
なぜかというと、3点ユニットバスが「バスルーム」と「トイレ」が1つに集約されているのに対し、バス・トイレ別は、「バスルーム」と「トイレ」が別々の部屋に分かれている(=使用する面積が広い)ためです。
最後に
いかがでしたか?
バス・トイレ別は、確かに人気が高い条件ですが、いつもシャワーで済ませている方にとっては、それほど、重要な条件ではないかもしれません。
ライフスタイルは人それぞれ。部屋選びで譲れない条件も人それぞれ変わってきます。
「バスルームとトイレが一緒ってどうなの?」という方は、この記事を参考に”自分の生活に必要かどうか”考えてみてはいかがでしょうか?