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独立洗面台があるメリットとデメリット~家賃が安い理由~

不動産マメ知識#GA#家賃が安い理由

最終更新日:2018.08.02

独立洗面台があるメリットとデメリット~家賃が安い理由~

引っ越しするために部屋探しをしているとき、

「同じような場所・築年数・広さなのに、なぜ、こんなに安いの?」

っていう物件に出会うことがあります。

不動産に「たまたま安かった」という理由は、ほぼありません。安い部屋には安いなりの理由がちゃんとあります。

その理由の一つが独立洗面台の有無です。

独立洗面台とは

独立洗面台とは、浴室・トイレから独立して設置されている”洗面台”です。築年数が浅い物件に比較的多く採用されています。

独立洗面台
独立洗面台
2点式ユニットバス
2点式ユニットバス(浴室と洗面台が一緒)

独立洗面台のメリットとデメリット

では、独立洗面台が付いてる”メリット”と”デメリット”は何でしょうか?見ていきましょう。

メリット

独立洗面台のあるメリットは、次の4つです。

1、収納スペースがある

独立洗面台には、大抵、洗面台下や鏡面裏などに”収納スペース”が設けられています。

そのため、タオルや洗剤・シャンプー、歯ブラシ、ドライヤー、シェーバー、洗顔料、整髪料、女性であれば化粧道具・小物などをスッキリ片付けることができます。

また、浴室の中にある洗面台と違い、シャワーで濡れる心配があまりないため、”水や湿気に弱いもの”も置けます。

2、電源コンセントがある

浴室(バスルーム)に電源コンセントがあると水・湿気で感電・漏電する恐れがあり、危険です。

そのため、基本的にユニットバスには、電源コンセントがありません。

独立洗面台なら、電源コンセントがあるため、洗面台でドライヤーやヘアアイロン、コテなどを使えます。

朝、洗面台で鏡を見ながら、水とドライヤーで寝癖を直せるので、忙しい朝の時短にも繋がります。


3、湿気などの不快感がない

お風呂・シャワー後は、浴室の床が水で濡れてしまいます。

浴室の洗面台があると、濡れた床に立って、歯を磨いたり、身支度・身だしなみを整えたりする必要がでてくることもあり、あまり気持ちいいものではありません。

また、シャワー直後なら、熱気・湿気も感じます。

独立洗面台なら、そのような不快感を感じることもなくなります。

4、鏡が大きい

独立洗面台は、鏡が大きくて使いやすいのも特徴。

忙しい朝、家族やカップルで2人同時に使うこともできます。

また、お風呂の湯気で鏡が曇ることもありません。


デメリット

独立洗面台があるデメリットは、家賃が高くなることです。

実際、同じような条件の賃貸物件でも”独立洗面台の有無”で家賃が大きく変わるケースもあります。

一例を見てみましょう。

「2点式ユニットバス(浴室と洗面台が一緒)」の場合


物件名:シティライフエステート難波南

家賃(管理費・共益費) 4.1万円(7000円)
敷金 / 礼金 - / -
間取り / 専有面積 1K / 20m²
築年数 築20年
場所 大阪市浪速区戎本町1
駅からの徒歩距離 地下鉄御堂筋線大国町駅 歩2分
地下鉄御堂筋線なんば駅 徒歩10分

「独立洗面台」の場合


物件名:ラナップスクエア難波

家賃(管理費・共益費) 5.1万円(7160円)
敷金 / 礼金 - / 5.1万円
間取り / 専有面積 1K / 20.11m²
築年数 築17年
場所 大阪市浪速区元町1
駅からの徒歩距離 地下鉄御堂筋線なんば駅 徒歩7分
JR関西本線JR難波駅 徒歩4分

もちろん、家賃は様々な要素が重なって決まるため、一概には比較できませんが、ほぼ同じような間取り、専有面積、築年数、場所にもかかわらず、独立洗面台がある方は、家賃が月々1万円以上高くなっています。

この差を大きく感じるかどうかは、各々のライフスタイルによって違ってきますが、「なぜ、家賃が安いのか」知っておくことは、部屋探しをする上で重要です。

この記事を読んだ方は、気に入った賃貸物件に”独立洗面台”があるか、是非、チェックしてみてください。

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