「マンションを買取で売却するとき、リノベーションすれば高額で売却できると聞いたけど、実際のところどうなんだろう。」
そんな疑問に答えます。
本文の内容
- 費用帯効果を考えれば、マンション買取にリノベーションは不要
- 投資用マンションはリノベーション後の利回り次第で高額買取の可能性も
- リノベーションが得意な会社へ買取査定を依頼するのもおすすめ
弊社は創業して11年目の不動産会社です。
地域密着型としてマンション買取も多く行ってきました。またリノベーションが注目されるようになり、買取の相談でも、「高く売却するならリノベーションした方がいいのか」、と聞かれることが増えましたので、そのことについてお伝えします。
1.費用対効果を考えれば、マンション買取にリノベーションは不要
最初に結論をお伝えしますが、リノベーションが施されたマンションは、何もしていない現状引き渡しのマンションに比べて買取査定額が高くなる可能性は高いです。
そのため、「買取で高く売却するならリノベーションした方がいい」というのは事実と言ってもいいでしょう。
しかし、リノベーション費用をした分以上に買取査定額が上がるのかというと、その点は疑問です。最終的に手元に残る金額を考えたときに、リノベーションにかかった費用を差し引くと、現状引き渡しで買取してもらった方が多かったということも起こります。
以上のことから、マンション買取で売却を考えているときにはリノベーションまでしなくて大丈夫です。それよりも、目立つ汚れやキズを補修した方が費用もお手頃で、買取査定に与える影響は大きいです。
2.投資用マンションはリノベーション後の利回り次第で高額買取の可能性も
売却したいマンションが居住用ではなく投資用マンションの場合は、リノベーションが買取査定に効果的な場合があります。
投資用マンションは買取が行われたあと、同じように投資家に向けて販売が行われるため、マンションの利回りと投資回収期間が重視されるからです。
特に空室が続いているマンションであれば、リノベーションして買取査定を依頼するのを検討してもいいでしょう。ただし、リノベーションも闇雲にしていいわけではありません。
どのような入居者に住んでもらいたいと思っているのか、そして、その希望する入居者は本当にリノベーション後のマンションに住みたいと思ってもらえるのか、周辺環境や競合マンションとを丁寧に調査しておくことが大切です。需要と合わないリノベーションをしてしまった場合、リノベーションそのものが無駄になってしまう可能性もあります。
またマンション買取の大きなメリットは入金が仲介による売却に比べて早いことです。リノベーション工事をしてしまうと、先に費用が持ち出しとなるだけでなく、工事が完了するまでに半年近くかかることになります。
現状引き渡しでマンション買取を依頼するのではなく、多くの時間とお金をかけてリノベーションし、買取査定を依頼する意味があるのかは事前によく考えることが大切です。そして、リノベーションまでするのであれば、買取ではなく仲介による売却も検討することをおすすめします。
3.リノベーションが得意な会社へ買取査定を依頼するのもおすすめ
リノベーションが必要なほど築年数が古かったり、間取りが需要に合っていなかったりするマンションであれば、リノベーションが得意な不動産会社に買取査定を依頼するのもおすすめです。
リノベーションが得意な会社は、買取ったマンションにより高い付加価値を出すことができ、通常の不動産会社が再販するよりも高値で再販できる可能性があります。また会社に買取再販事業とは別に、リノベーション事業があると、職人さんを自社で抱えていることもあり、リノベーション費用そのものを抑えることもできます。
そのような会社であれば、買取価格の相場よりも高い価格で買取ったとしても利益を上げられます。だからこそ、できるだけ多くのマンションを仕入れたいとリノベーションが得意な会社は考えるので、他の不動産会社に高い買取査定額を出してくれることを期待できます。
ただし、必ずしもリノベーションが得意な会社=高額な買取査定になるわけではありません。他の不動産会社に買取られたくないと考える一方で、できるだけ安く買取したできた方が大きな利益を出せる考えも持っているからです。
1社だけでは、その不動産会社が妥当な買取査定額を提示しているのか買い叩こうとしているのか判断が難しいです。そのため、マンション買取では複数の不動産会社に査定を依頼することがおすすめです。
マンション買取の査定は弊社でも無料で対応しています。相談を含めて無料ですので、どうぞお気軽にご連絡くださいませ。
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