「マンションを買取で売却しようと思っているが、買取価格の相場はどれくらいだろう。買取価格の相場を知りたい。」
そんな疑問に答えます。
本文の内容
- マンション買取の相場は市場価格の60~70%
- マンションの買取価格の相場の調べ方
- マンションの買取価格査定には取引事例比較法が使われる
- マンション買取の一括査定で相場を簡単に把握する
弊社は地域密着型の不動産会社として創業して11年目です。マンション買取の実績も多くあります。そこでこの記事では、マンションの買取価格の相場や、買取価格の査定方法についてお伝えします。
この記事を読むことで、買取価格の査定が妥当かどうか、判断できるようになるでしょう。
1.マンション買取の相場は市場価格の60~70%
マンション買取で売却すると、仲介による売却に比べて安くなるのは事実です。
だいたい、市場価格の60~70%が相場です。仲介による売却ならば5,000万円で売れそうなマンションであれば、買取での査定額は3,000~3,500万に円になることが一般的です。
仲介による売却は、売り出し価格で購入してくれる買主を見つけて取引を成立させることで、仲介手数料を受け取ります。一方でマンション買取の場合、不動産会社はマンションを買取ったあとで、リフォームしたりリノベーションしたりして付加価値をつけて、新しい買主を見つけたり、賃貸物件として運用して利益を出す必要があります。
このリフォーム費用や、万が一売れなかったときの維持費もすべて不動産会社が支払います。不動産会社も企業なので、利益を出さなければ営業を続けることができません。
そのため、不動産会社にとっては、「買取後に売れないかもしれない」というリスクがマンション買取にはあるのでどうしても、市場価格よりも安くなってしまいます。
このように売却金額だけでいえば、マンション買取よりも仲介によって売却する方が高くなります。しかし、最初にリフォーム費用を支払っても大丈夫なのか、売却までに時間がかかっても大丈夫なのか、ということは事前に考えておくことが大切です。
弊社では、お客様の事情に合わせて、仲介と買取、どちらの売却方法が最適か、話を聞いて提案することが可能です。詳しくは無料のお問い合わせからご連絡ください。経験豊富なスタッフが対応させていただきます。
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2.マンションの買取価格の相場の調べ方
先ほどお伝えしたように、マンションの買取相場は、市場価格の60~70%です。
つまり、買取を依頼したいマンションに近い条件のマンションで、実際に売却された価格を調べて、それに0.6を掛けることで、不動産会社に査定を依頼する前に事前に予想することができます。
具体的に売却相場がわかるサービスを紹介します。
その①:マンションナビの中古マンション売却相場自動計算システム
マンション名や住所、駅名を入力するだけで、売却相場の価格を知ることができるWEBサービスです。売却相場は過去の売出し事例に基づき、仲介による売却活動で、3ヶ月程度で売却が期待できる価格となっています。
また売却価格の予想価格だけでなく、実際にマンションの過去の売却価格帯や事例も確認することができるのも特徴です。非会員では、閲覧できる売却事例は限られていますが、無料メンバー登録をすることで、マンションナビが持つ売却事例のすべてを見られるようになります。
もし売却したいマンションに近い立地で近い条件の過去の取引事例が見つかれば、より確かな買取の査定価格を予想できるでしょう。
その②:マンションマーケット
マンションマーケットは、400万件以上の事例データをもとに、全国のマンションごとの相場情報が掲載されています。マンション名やエリア、沿線、駅から検索できるだけでなく、広さや間取り、金額などの複数条件で絞り込んで検索することもできるのが特徴です。
2018年6月22日時点での掲載件数は44,162件です。
マンションの詳細ページの下には、「条件が近いマンションの販売情報」も表示されているので様々なマンションの売却情報の確認がしやすい作りになっています。
さらに前月、1年前、3年前と比較した価格推移などの詳細な情報も豊富にあるので、参考になります。
その③:REINS Market Information
売出し価格ではなく、実際に売却が成立した価格を基にした不動産取引情報提供サイトです。
最初に都道府県や地域を選択すると、その地域での直近1年の取引情報がグラフで表示されるので、視覚的に売却相場を把握しやすいです。また、追加の条件として沿線や最寄り駅、駅からの距離、間取り、築年数なども含めて検索することができます。
不動産会社ではなく、個人が利用する場合は物件名や住所まではわからないのですが、地域と間取り・築年数における売却相場を把握するには十分でしょう。
3.マンションの買取価格査定には取引事例比較法が使われる
ここまでに紹介した3つのサービスを利用すれば、実際に売却相場を知ることができます。
マンション売却時には立地や間取りなどの条件も重要ですが、マンションそのもの状態も重要だからです。そのため、同じマンションでも売却価格に大きな差が出ています。
そして、このような差額は不動産会社の感覚によって生まれているものではありません。取引事例比較法というマンションの評価額を計算する方法にしたがって査定されます。
これは、査定対象のマンションに違い条件のマンションの取引事例を集めて、その中でも比適切と思われる事例を選んで比較する方法です。
最初に、できるだけ同じ条件で比較するために事情補正や時点修正などを行います。
そうして理論上は条件が同じになった取引事例のマンションと査定対象のマンションを比較し、道路の幅や眺望・日照などの地域要因や土地の郷土、過去の修繕状況、エレベーターの有無などの個別的要因を考慮しながら、それぞれプラスポイント・マイナスポイントを評価して、査定価格を算出します。
ですが、たとえば、あなたが参考にした過去の売却物件と比べてあまりに買取査定の価格が低かったときにその要因は何か、予想することができます。また疑問に思ったときは実際に、買取査定に訪れた担当者へ上記のような話を出すことによって、より詳しく理由を教えてもらえるはずです。
もし要領を得ない返答だった場合は、その不動産会社への買取を再度検討し直した方がいいかもしれません。このような査定方法について、なんとなくでも知っていれば、買取で安く買い叩かれることも避けられるでしょう。
4.マンション買取の一括査定で相場を簡単に把握する
ここまで仲介による売却価格を参考に、買取価格の相場を把握する方法をお伝えしてきました。ある程度は妥当な価格を事前に予想できるようになったと思います。
その上で、実際にマンション買取の一括査定を利用することをおすすめします。予想した価格とどれくらい差があるのか、また様々な買取業者はどれくらいの査定価格を提示するのかを把握できるからです。
マンション買取に対応している代表的な一括査定サイトは次の2つです。
その①:イエカレ
大手企業を含む400社の不動産会社と提携している不動産買取査定サイトです。400社というのは一括査定サイトの中では少ない方ですが、三菱地所や住友不動産販売、東急リバブルのような一流企業と提携しているのは、サイトとして信用と実績がある証拠と言えます。
またPマーク取得企業でもあるので、一括査定で入力した個人情報が無断で漏洩されるような心配もありません。安心して利用できます。
その②:スマイスター
2006年からの運用実績があり、全国対応している不動産買取価格の一括査定サイトです。不動産価格の満足度第1位の実績もあります。
買取の査定依頼ができる不動産会社の数に制限はないです。条件に合う不動産会社へ依頼することができます。分譲マンションだけでなく、1棟マンション、投資用マンションの買取査定にも対応しています。
また弊社は買取の一括査定サイトに登録はしておりませんが、無料でマンション買取の査定も行っています。相談を含めて無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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5.まとめ
マンション買取は一生に何度もあるものではありません。
買取で後悔しないためにも、納得のいく売却価格で買取してもらえるように相場がどれくらいか理解し、どのように査定価格が計算されるのかを知っておくことが大切です。
買取査定を依頼する前に、売却相場から査定価格の予想を立てておけば、査定結果が妥当かどうか判断できます。場合によっては、交渉して買取価格をアップさせることができるかもしれません。
ぜひここで紹介した方法で査定価格を予想した上で、買取査定を依頼するようにしてみてください。