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【不動産】買取・仲介の違いとは【比較方法や選び方を解説します】

不動産売買#不動産売買

最終更新日:2018.05.14

【不動産】買取・仲介の違いとは【比較方法や選び方を解説します】


「不動産の売却には買取と仲介の2種類があるって聞いたけど、自分はどちらの売却方法を選べばいいんだろう?」

こんな疑問に答えます。

 本記事の内容

  1. 不動産売却の買取と仲介の違い
  2. 不動産買取のメリット・デメリット
  3. 不動産仲介のメリット・デメリット
  4. 買取でも仲介より高く売れる場合
  5. まとめ

本記事は、株式会社 大坂不動産事務所の代表である栗本が執筆しております。

弊社は、2018年で社歴11年目となります。
10年以上の会社経営から溜まったノウハウを元にお話していきます。

なお、記事内での疑問点や買取と仲介依頼も受け付けております。
買取に関しましては、弊社にて買い取らせていただきます。こちら手数料無料で相談対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
» お問い合わせはこちら

1.不動産売却の買取と仲介の違い

買取と仲介、その大きな違いは売る相手です。
あなたが不動産を売るということは変わりませんが、買取の場合は売り先が不動産会社になります。そのため不動産会社の査定した金額に納得いけばすぐに売却することができます。価格の決定権が買主側、売却の決定権が売主側にあります。

そして仲介は不動産会社があなたの不動産を買いたいと言ってくれる人を探し、その人との間に入って契約をまとめます。買い手は広告やその不動産会社が持っているネットワークを活かして一般市場から探します。

このとき広告などに掲載する価格を売出価格といいますが、その決定権は売主側にあります。どれくらいの価格で売るのかをあなたと不動産会社で査定の結果をもとに協議して決めます。その後、買主側が提示された価格で購入するかどうかの決定権を持ちます。

買取と仲介の違いをまとめた表

違いをまとめると下表のようになります。

買取 仲介
買主 不動産会社 一般顧客
価格の決定権 買主(不動産会社) 売主
売却(購入)の決定権 売主 買主

2.不動産買取のメリット・デメリット

買取は基本的にあなたと不動産会社との1対1の取引になります。
仲介のように買主を探すという時間がかからず、価格の折り合いさえつけばすぐに売却を決められます。そのため、現金化が早いということが一番のメリットでしょう。

逆にデメリットとしては、売却金額が仲介で売却するときに比べて低くなる可能性があるということです。一般的には10~30%低い価格となります。

買取のメリット・デメリットはまとめるとこのようになります。

買取のメリット

  • 現金化までが早い
  • 売却の事実を近隣の人に知られない
  • 仲介手数料がかからない
  • 瑕疵担保責任を負う必要がない

買取のデメリット

  • 売却金額が仲介に比べて低くなる傾向にある

それぞれの詳細は【失敗しない】不動産買取のメリットとデメリット【業界のプロが語る】をご覧ください。
売却金額が低くなってしまう理由についてもお伝えしています。

3.不動産仲介のメリット・デメリット

仲介では、売り出し価格を不動産会社の査定結果と、あなたが売却したい価格、相場の状況から総合的に判断して決めます。そして不動産会社にあなたの物件を購入したいという買い手を見つけてきてもらいます。

そのため、購入希者が見つからなければ売却できず、現金にならないというデメリットがありますが、買取よりも高い金額で売却できる可能性が高いことがメリットです。

仲介のメリット・デメリットはまとめるとこのようになります。

仲介のメリット

  • 買取よりも高い金額で売却できる可能性が高い

仲介のデメリット

  • 瑕疵担保責任を負う
  • 売却までに長い期間かかる可能性がある
  • 売れないリスクもある

4.買取でも仲介より高く売れる場合

買取を選ぶと、仲介より売却価格が低くなってしまうことが多いとお伝えしましたが、なかには買取の方が高く売却できる場合があります。

売却しようとしている土地や物件などの不動産が、今のままでは魅力が低いような場合です。それ単体では魅力が弱いと買い手がつかず、売却価格も大きく落とさなければなりません。

しかし不動産会社はその市場価格よりも高く買い取ってくれることがあります。不動産会社は不動産活用のプロです。たとえば現時点での魅力が弱かったとしても、5年10年先に需要が高まると予想できれば、その間は賃貸経営しながら、来るべき時に売却するという戦略も取れます。

また土地が広すぎる場合は分割したり、隣の土地も合わせて買い取ったり、リフォーム・リノベーションをしたりして、購入希望者にとっての魅力を高めて販売することもできます。

このような不動産活用のノウハウが不動産会社には豊富にあるので、不動産によっては仲介よりも高い価格で売却できる可能性があります。

5.まとめ


買取と仲介、不動産の2種類の売却方法とそれぞれのメリット・デメリットをお伝えしました。まとめて比較すると下表のようになります。

買取 仲介
メリット ○現金化が早い
○仲介手数料がかからない(※1)
○近隣に売却を知られない
○瑕疵担保責任を負わない
○売却価格が買取よりも高い
デメリット △仲介よりも売却価格が安い △売却に時間がかかる可能性がある
△売却できないリスクもある
△瑕疵担保責任を負う
△広告により近隣に売却を知られる

※1:買取企業を「紹介」してもらう場合は手数料が発生する場合もある。合もある。

仲介で売却にかかる期間は平均3ヶ月から6ヶ月です。手元に入金される金額だけを考えれば、時間に余裕があるときは仲介を選んだほうがいいです。

しかし、1ヶ月以内に現金が必要だったり、不動産の売却を周りに知られたくなかったり、瑕疵担保責任によって売却後まで気づかなかった欠陥の心配をしたくなかったりするときは、売却価格が安くなったとしても、買取を選んだほうがメリットは大きいでしょう。

それでも不動産売却は人生でそう何度もあるものではありません。どちらが自分に合っているか判断するのも悩むと思います。

もし少しでも売却について疑問や不安があればお気軽にご相談ください。事情や要望をしっかりお聞きして、どうするのがいいか決めるサポートをさせていただきます。
» お問い合わせ|大坂不動産事務所