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本当に得してますか?「仲介手数料無料0円」の落とし穴

不動産マメ知識#仲介手数料

最終更新日:2021.06.16

本当に得してますか?「仲介手数料無料0円」の落とし穴

新生活をスタートする時、誰しもできることなら初期費用を抑えたいと思いますよね。

そんな人にうれしい「仲介手数料ゼロ」のサービス。でも実は仲介手数料を払わないことが本当に得をしていることにはならない場合があるのです。安いのには安いなりのカラクリが・・・(- -;)

お部屋探しの前に知っておきたい!そもそも仲介手数料ってなに?

不動産業者はマンションのオーナーさんから依頼を受けた賃貸物件の入居者を募集し、お客様と賃貸契約を結びます。

仲介手数料とはこの際に不動産業者に支払う手数料のこと。不動産業者は主にこの仲介手数料で収入を得ています。

知らないと損をする!?「仲介手数料無料」のトリック

手数料ゼロ_フクマネ不動産

では、どうして不動産業者は収入がなくなるにもかかわらず、仲介手数料を無料にすることができるのでしょう?

仲介手数料がない物件

まず一つ目に、その不動産業者が自らマンションの貸し主となる物件では、そもそも仲介手数料は発生しません。そのため当然、仲介手数料が無料になるのです。

一方、オーナーさんから依頼を受けた物件の場合はどうでしょうか?時期や地域によっては物件の入居が長期間見込めない場合があります。こういった物件については、オーナーが自己負担で広告料などを支払う契約になっていることがあります。その場合は仲介手数料がかからないケースがあります。

要注意なケース

物件入居時の諸費用にトリックが!!!

例えば、仲介手数料は無料とうたっていても、実際の請求書には入居時のカギ交換代や清掃代などの雑費が組み込まれていることがあります。それらはオーナーさんには支払われず、すべて不動産屋の利益となります。

要は、手数料を無料にする代わりに必要のない費用を上乗せしているのです。

請求額をさらに上乗せするためにお客様には必要のない新しいサービスを作り出して上乗せしてくる業者も。そういったカラクリを知らないと結果的に初期費用がかさんでしまうことも。

手数料ゼロ

リスクを知って上手に理想のお部屋探しをはじめよう!

もちろん手数料無料をうたっている物件の全てが当てはまるとは限りませんが、こういったリスクがあることを把握しておくこともとても大切ですね。

また、物件の中にはお客さんを仲介すると「広告料」が出る物件があります。

仲介手数料を取らずに営業している不動産業者の収益源は広告料です。

ですので、広告料が出る物件しか紹介しないという不動産業者もいます。仲介手数料がゼロになるのは借りる側からするとうれしいことですが、お部屋探しをする際には裏側にこういうカラクリがあることも頭に入れておきましょう。