大阪KITEN

大阪KITEN

不動産買取のトラブル事例まとめ【失敗しない5つのポイントを解説】

不動産売買

最終更新日:2018.06.08

不動産買取のトラブル事例まとめ【失敗しない5つのポイントを解説】

「不動産を買い取ってもらうなんて一生に一度あるかないかの話。だから絶対に失敗したくないけど、他の人は不動産買取でどんな失敗をしているのだろう。失敗を避ける方法も知りたい。」

そんな疑問に答えます。

 本文の内容

  • 不動産買取による売却の3つの失敗・トラブル事例
  • 不動産買取で失敗しないための5ポイント

弊社は不動産会社として創業して11年です。
職業柄、他社様での買取実績やトラブルがあった話を聞くのですが、その中には、「うちに依頼してくれたらもっと高く買い取ったのに。」と思うものもありました。

また不動産会社の中にも一部、悪質な業者がいることも事実です。そこで不動産買取におけるよくある失敗例と、そのような失敗に合わないためのポイントを解説します。

1.不動産買取による売却の3つの失敗・トラブル事例

不動産買取で失敗したと感じる方は次の3つのパターンが多いです。

その①:売り急いで相場よりも安い金額で手放してしまった

理想の自宅が見つかりすぐに契約して購入代金を支払う必要がありました。
仲介による売却では資金が間に合わないことはわかっていたので住み替えローンを組むことも考えましたが、返済金額が高くなるので新居に住み始めるときには売却が完了しておきたいと思っていました。

しかし、売り急いでいたこともあって十分に自分の物件の売却相場を調べていませんでした。
買取は安心感のある大手の不動産会社に依頼しましたが、想像したよりも低かったです。ただ他の不動産会社をあたっている時間もなかったので、その買取金額で契約しました。

新居への引越しが落ちついて改めて買取金額を見直していたときに、相場よりもかなり安い金額だったことを知りました。期日が迫っていることも伝えていたので足元を見られたのだと思います。

その②:現状引き渡しでの売却後に処分費用を請求された

不動産買取では現状のままで行ってもらえると思っていたので、引き渡し条件をきちんと確認せずに売却しました。買取金額には満足していたのですが、後日、家財の処分費用について請求が来て驚きました。

よく見てみると、エアコンや照明、冷蔵庫の残置物は処分して引き渡すようにとのことでした。てっきり不動産買取ならどこも費用負担なしで現状まま引き取ってもらえると思っていましたが、違ったようです。。買取金額に満足していただけに後味の悪い取引となりました。

その③:高額で買い取ってもらえると思ったら詐欺業者だった

ある日、「あなたの物件を購入したい人がいます。」というチラシが入っていました。売却活動中のことで、なかなか売れずに困っていたとききだったので、名前を聞いたことがない会社でしたが話だけでもと思って聞いてみました。

すると想定していたよりも高額で売却が可能だということで、前向きな気持ちになりました。
「この価格で売れるのは今しかない」とも伝えられ、急いで手続きを進めなければならないと思いました。そして売却には土地の測量が必要だと言われすぐに50万円の振込みを要求されました。

今思えば詐欺だとわかりそうなものですが、当時は売れないことに焦りもあって50万円を疑いもせずに支払いました。以降、その不動産会社と連絡が取れなくなり、測量もされませんでした。そうして詐欺業者だったということに気づきました。

2.不動産買取で失敗しないための5ポイント

不動産買取のよくある失敗・トラブル事例を紹介しました。
それでは、失敗しないためにどのような対策をすればいいのでしょうか。5つのポイントにまとめて解説します。

ポイント①:似た物件の売却相場を自分で調べる

不動産買取で安く買い叩かれないためには、立地や間取りなどが似た物件の売却相場を調べることが大切です。不動産買取では、市場価格の60~80%の価格になるというのが一般的です。

このことを知っていれば、不動産会社から提示された査定金額が安すぎるのかどうか判断できます。売却相場の調べ方については下記の記事で詳しく解説したのでご覧ください。
» 不動産買取の相場は市場価格の60%【損しないためのポイントを解説】

不動産買取の相場は市場価格の60%【損しないためのポイントを解説】

2018.02.19

ポイント②:複数の不動産買取業者に査定を依頼する

また不動産買取の査定も、仲介による売却の査定と同じように、複数の不動産会社に依頼することができます。査定依頼したからといって、必ず売買契約を結ばないといけないわけではありませんのでご安心下さい。そして査定自体は無料で行っている不動産会社も多いです。

買取は査定額がそのまま売却額となるので、納得できる価格で売却できるように複数の不動産業者に査定依頼することがおすすめです。弊社でも無料で査定をさせていただいております。不動産買取をご検討中の場合はお気軽にお問い合わせください。

» 【無料】お問い合わせ

ポイント③:査定価格の根拠を聞く

ポイント①と②で解説した対策を行えば、まず安く買い叩かれるということはなくなります。
相場よりも安すぎたり、他社に比べて安すぎたりしたらすぐに気付けるからです。もしどの不動産会社に依頼しても相場より安くなる場合、不動産のプロにしか気づかない問題があるかもしれません。

そこでもし複数の会社に査定を依頼しても、相場より異常に安すぎる場合は、その査定となった根拠を聞きましょう。買取査定でマイナス要素を簡単に解消することができそうであれば、費用とかけてでもした方がいいことがあります。

どうすれば高く買取が可能になるのか、何も聞かなくても教えてくれる不動産会社は少ないので、気になることがあれば気後れせずに質問するようにしましょう。

ポイント④:不動産会社の情報・評判を調べる

悪質な不動産会社や詐欺師とうっかり取引してしまわないために、その会社の情報や評判を調べることが大切です。ありがたいことにインターネットが普及したおかげで、悪い行いをすると途端にその評判が広がります。もう悪評を隠せるような時代ではありません。

また不動産業界もインターネットでの情報発信に力を入れている会社が増えているので、その会社が買取を得意としているかどうかも、ホームページに掲載された内容で判断できます。買取に関して豊富な情報発信が行われていれば安心できます。

不動産買取でも多い詐欺の手口、そして詐欺に合わないための対策については下記の記事で解説していますのでご覧ください。
» 不動産買取での2つの詐欺の手口【詐欺に合わない5つの対策も紹介】

不動産買取での2つの詐欺の手口【詐欺に合わない5つの対策も紹介】

2018.04.27

ポイント⑤:不動産買取の条件・費用を確認する

不動産買取のことを調べると様々な情報が出てきます。しかしそれらの情報はどれも一般的な内容です。一つとして同じ不動産はありませんし、事情によっては買取の条件・費用も異なってきます。

調べた情報を信じ込んで確認を疎かにするのではなく、目の前の不動産の引き渡し条件や実際にかかる費用、契約内容を丁寧に確認することが、後のトラブル回避に役立ちます。特に契約書は難しい言葉や専門的な言葉で書かれているので理解に苦しむと思いますが、しっかりと理解しておくことが大切です。

3.まとめ

人生で一度あるかないかの不動産の買取。失敗しないためには丁寧な準備が必要です。

急いで現金化する必要があるからこそ、不動産買取を選ぶかもしれないですが、半日だけでも不動産会社に相談する前に時間を取って勉強してみて下さい。

不動産買取の流れや、不動産買取での査定ポイント、周辺相場の調査は半日でも十分です。このわずかな差が満足のいく買取を実現できるかどうかの差につながります。また信頼できる不動産会社に売却について相談することもおすすめです。しっかりとした会社であれば、担当者が丁寧に話を聞いてあなたの不安や疑問を解消してくれるはずです。

弊社でも無料で相談を受け付けておりますので、売却を検討中の場合はお気軽にお問い合わせください。