「不動産買取による売却を考えているが、はじめてなのでわからないことだらけ。できるだけ高い価格で不動産を買い取ってもらえるように勉強したいと思っているがおすすめの本はなにがあるだろう。」
そんな疑問に答えます。
本文の内容
- 不動産買取成功の秘訣は仲介でも高く売れるようにすること
- 不動産を高く売却するために読みたい書籍5選
弊社は創業して11年目の不動産会社です。おかげさまで、これまで多くの不動産を買取させていただきましたが、査定のとき、「○○をもっとこうしてくれていたら、より高い金額で買取ることができたのですが…」とお伝えすることもありました。
そこでこの記事ではより高い金額で不動産買取を成功させられるように、おすすめの本を紹介します。
1.不動産買取成功の秘訣は仲介でも高く売れるようにすること
不動産買取を成功させるためには、高く売れる不動産について理解することが大切です。
買取によって売却した不動産は、不動産会社の手によってリフォーム後に第三者へ売却されたり、賃貸経営として運用されたりします。そのときの売却代金や家賃収入から経費を引いた金額が、不動産を買い取った会社の利益です。
つまり、売却にしろ、運用にしろ、あなたが買取によって売却したあとは第三者の手に渡ります。このとき、不動産会社の手間を取らせる必要がなかったり、付加価値が高かったりする状態で買取してもらうことで、その売却額を高額にすることができるというわけです。
そこで高く不動産を売却することについて学べる本を次のパートで紹介します。
2.不動産を高く売却するために読みたい書籍5選
あなたも忙しいと思いますので、これだけ読んでおけば大丈夫といえる不動産売却に関する本を5冊だけ紹介します。
その①:我が家を売る時も買う時も絶対損しない方法 業界の裏側を知り尽くした不動産屋のホンネ
この本は不動産激戦区の東京都練馬区江古田で不動産会社を立ち上げて11年以上営業を続けている著者が書いた「絶対に損をしない不動産取引」の方法をまとめたものです。
著者は不動産業界のサービスが向上しない原因はリピートがない商売だからと考えています。たとえば不動産の買取も多くは売却して終わりです。その金額が妥当だったのか、低く買い叩かれたのか、売主は知ることができません。「大手にいけば大丈夫」という考えも思い込みだったと気づかせてくれます。
不動産業界の方が書いただけあって、業界の取引について詳しいです。しかしこれは暴露本というよりも、「こういうことが不動産業界では常識だから、気をつけて」という注意喚起のようなものだと感じるはずです。
不動産を高く売却するためにも、売却までの流れ、買主の購入までの流れ、取引が成立するまでの不動産会社の流れとそれぞれを理解することがポイントになります。各立場での流れや心理的な動きを解説した本書は不動産買取を考えた時に最初に読むのにおすすめです。
その②:はじめてでも高く売れる 不動産売却40のキホン
「もったいない。この土地ならもっと高く売れるのに、どうして足元を見透かされたような価格で手放すのだろう。」ドキッとするような文章から本書は始まります。
著者は20年以上、分譲マンション用地の仕入れ事業に携わってきた人物です。その業務から派生して、今では不動産売却のコンサルティングも行っています。
そして不動産取引では、不動産にマイナス要素があれば値下げの交渉材料にされてしまいます。つまり不動産を高値売却しようと思うと、マイナス要素をなくすことが大切です。この本では、何が不動産売却時にマイナス要素として評価されるのか、さらに、そのマイナス要素をなくすにはどうすればいいのかということまで教えてくれます。
この本を読めば、はじめての不動産買取でも満足できる価格での売却を実現する方法がわかるでしょう。
その③:不動産を「高く売る」ために知っておきたい大切なこと 不動産売却・相続・空き家問題を解決する!
「不動産高く売りたい.com」のサイトを運営する代表が書いた本です。平成元年には建設業を起業し、木造住宅、分譲住宅、造成土木住宅、アパート、マンション、店舗など2,000棟異常を建築して住宅の関連するすべての事業を経験した、不動産・建築業の専門家です。
この本では特に悪質な不動産業者の手口にだまされない方法を解説しています。また高く売却するコツとして「買い手の心理を知ること」という章があります。買取でも、その不動産会社がどのような方法で利益を出そうとしているのか知ることが大切です。不動産会社にとって有利であれば、それだけ高値で買取ることができるからです。
先に紹介した2冊の本に加えて、余裕があれば本書も読んでみてください。これら3冊を読めば、不動産売却に関する基本的な知識は網羅できたと思っていただいて大丈夫です。
その④:相場の3割増を実現! “お荷物”マイホーム高値売却術
この本は不動産売却のなかでも、一戸建てのマイホームの売却に特化した内容です。マイホームを売却して新しい家に住み替える。親から相続した不動産に住まないから売却する。そのような理由でマイホームを売却する方は多いです。
しかし、不動産市場の供給過多や人口減による需要の縮小、そもそも経年劣化による物件価値の下落といった問題が重なり、安く買い叩かれてしまうのが現状です。この本では、マイホームの売却で重点的にチェックされるポイントを解説しているので、そのチェックポイントに適切な対策をすることが不動産買取でも高く売却することにつながります。
また査定結果が適正か見極める方法も説明されているので、不動産買取の査定も適切なのか判断する基準を持てます。買取を検討している不動産が一戸建て、マイホームであれば読んでおきたい一冊です。
その⑤:プロだけが知っているマンションを高く売る方法 マンション高額売却術 (ハウスマートブックス)
この本はマンションの売却について深く掘り下げた内容です。
今、新築マンションの値上がりによって中古マンションを求めている人が増えています。しかし、売れるマンションと売れないマンションとで二極化しているのが現状です。
本書ではマンションの査定の方法から、どうすれば高く売却することができるのかを開設しています。売れやすいマンションに共通するポイントも紹介されているので、自分のマンションがどれくらいそのポイントに当てはまっているかを確認できます。
現在買取を検討中の物件がマンションであれば一読をおすすめします。
3.まとめ
ここまで不動産買取で高値売却を成功させるために勉強になる本を5冊紹介してきました。不動産買取では査定額がそのまま売却額になるので、査定のときのマイナス要素はできるだけ対応しておき、プラスの要素を適切に伝えることが大切です。
そのため本で何がマイナス要素になるのか、それはどのように解消することができるのか、そしてプラス要素は何になるのかを事前に学んでおくことは役立ちます。ですが日常生活がなかなか忙しくて、本で勉強する時間が取れないということもあると思います。
そのようなときは、直接、不動産会社に相談へ行くこともおすすめです。きちんとした不動産会社であれば、売却の悩みについて丁寧に話を聞いて、提案をしてくれるはずです。弊社でも無料で不動産買取に関する相談を受け付けていますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
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